能楽プロジェクト

本学では、2009年度に採択された「国際化拠点整備事業(グローバル30)」で、優秀な学生・研究者を世界中から受け入れ、かつ世界中に派遣できる、魅力ある知の国際化拠点の形成をめざしていますが、これらの学生・研究者を介して同志社の「良心教育」が広がり、国境を越えて「良心を手腕に運用する人物」を輩出したい、という思いを込めています。


能オープンコースウエア


河村晴久

プロジェクトリーダー
河村 晴久(かわむら はるひさ)

能楽師 観世流 シテ方


公益社団法人能楽協会社員
日本能楽会会員
公益社団法人能楽協会著作権関連委員会委員
公益社団法人能楽協会京都支部常議員、教育特別委員会委員
伝統音楽普及促進事業実行委員会委員長
株式会社能楽舎代表取締役
所属学会 / 芸能史研究会、文化史学会、楽劇学会、京都民俗学会、能楽学会

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昭和31年生まれ。幼少より父河村晴夫の教えを受け3歳にて初舞台。林喜右衛門師に師事。京都河村能舞台を中心に活動。重要無形文化財「能楽」総合認定保持者。
今までに「猩々乱」「石橋」「道成寺」「安宅勧進帳」「屋島弓流」等を披き、京都観世会、林定期能楽会、河村定期研能会などで演能。

演能活動とともに、多角的な視点から能の本質を考え、海外、学童など対象者に応じての、映像、音響、IT機器を駆使した伝達方法の開発に努めている。

能の歴史を研究し、同志社大学大学院修了。神戸大学非常勤講師、京都市立芸術大学大学院非常勤講師などを経て、同志社大学嘱託講師。
1994年のワシントンでの公演を皮切りに、ハーバード大学、イェール大学、アーモスト大学を始め、海外での講演、演能も多く、英語による講演は40回を越える。

2005年には文化庁よりの委嘱を受け、国の文化交流使として1ヶ月半アメリカ・カナダに滞在して多くの大学、美術館で能の紹介をはじめとする文化交流を行い、2008年にはパリのユネスコ本部でのレクチャーデモンストレーションをはじめ欧州アメリカを歴訪。

伝統音楽普及促進事業実行委員会を組織し、文化庁の委嘱を受けて、学校教育の場で、教員による能の普及ができるよう研究を重ねる。

『対訳で楽しむ謡本』(檜書店刊)解説等執筆中。