同志社大学創造経済研究センター伝統文化の現代的創造研究会は2013年に開設されて以来、日本文化の本質と秀逸性を国内外の人々に理解して頂き、日本文化の伝統の上に新たなる創造活動を展開していくための施策等を研究してきた。
日本文化の本質とその秀逸性は、能楽(ユネスコによって2001年に世界無形文化遺産に認定)によって体現されている。この能楽を次世代に継承し、世界に発信することは、日本文化の素晴らしさを理解して頂き、日本文化のアイデンティティを守って行くために重要であると認識している。
この度、本研究会では、能楽師河村晴久氏を中心に制作を進めてきた、能のオープン・コースウェア第1版を完成させ、一般公開を行うことになった。このオープン・コースウェアは、能の本質を正確に人々に伝えることを基本としながらも、能の理解を助け、能の素晴らしさを可能な限り分かりやすく伝えるための工夫を盛り込んだものとなっている。
このオープン・コースウェアによって、能が次世代にしっかりと伝えられ、世界の人々に能を楽しんでもらえることを願っている。また、能の本質を理解することにより、日本人の持つ情緒性の源泉を理解することができると考え、日本の本質を理解することにも寄与すると考えている。
Step1:船弁慶<後半> 墨絵入り
情景を補足する墨絵イラストを挿入した動画です。
Step2:船弁慶<後半> 解説・字幕入り
内容を補足する解説や、台詞の字幕を挿入した動画です。
Step3:船弁慶<後半>
補足資料を挿入しない素の動画です。
Step4-1:船弁慶<前半>
舞台全景を定点で記録したノーカット動画です。
Step4-2:船弁慶<後半>
舞台全景を定点で記録したノーカット動画です。
補足資料1:舞台について
■能舞台の名称
■能舞台の方角の設定(観世流の場合)
■囃子方(太鼓・大鼓・小鼓・笛)および地謡の位置
■役者の位置(船弁慶 知盛登場)
■出演者
シ テ:河村 晴久
子 方:河村 香穂
ワ キ:村山 弘
ワキツレ:小林 努
間 狂 言:網谷 正美
笛 :斉藤 敦
小 鼓:上田 敦史
大 鼓:森山 泰幸
太 鼓:上田 慎也
後 見:河村 晴道・河村 浩太郎
地 謡:河村 和重・吉浪 壽晃・田茂井 廣道・松野 浩行・樹下 千慧・田中 義人
働 :松井 美樹
補足資料2:装束について
監修:河村晴久氏
制作・著作:同志社大学 創造経済研究センター