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古典の美が創る京都の魅力シンポジウムのお知らせ

02/09/2015

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「古典の美が創る京都の魅力」 シンポジウムについて

同志社大学創造経済研究センターでは、「国家ブランディングを高めるコンテンツ産業の育成に関する調査・研究」の一環として、「伝統文化の現代的創造研究会」を発足し、日本文化の本質的普遍的価値とはいかなるものであるのかを明確にし、その価値を現代の文脈に付与する方法を、多様な領域の研究者や伝統芸能の関係者とともに追究している。  日本舞踊、能楽、茶、華といった日本を代表する伝統文化が、京都という「伝統」と「革新」とが共存する空間において、どのように継承され、再創造されて現在に至っているのか、そして、現代社会を生きる若い世代や国際的社会に向けてどのように文化を受け継ぎ、発信していくべきか。  本シンポジウムでは、この地に根を下ろして活動する伝統芸能関係者と研究者との共創により、これらの問いを解き明かしていく。


京都の美 ~シンポジウム「古典の美が創る京都の魅力」に寄せて~

近藤誠一

京都は美しい。何故これほど美しいのか? 街をとりまく自然、お寺や庭などの構築物、歴史を物語る街並みや祇園祭などの催事・・・。違う。物理的景観だけなら、世界にいくらでも美しい街はある。 京都の美しさは、自然の中で美を愛おしみ、慈しみ、それを生活の基準にする京都のひとびとによって作られた。京都人の美に対する飽くなき憧憬と誇りが、通りの名前や、老舗の名前、日々の会話や、何気ない立ち居振る舞いに現れる すべての人類は、強い好奇心をもって宇宙を読み解こうとしてきた。学問をする者はその奥に絶対的真理を、宗教者は絶対的善を、そして芸術家は絶対的美を想定した。そこに達することはできない。常にそこに向けて進むことに意味がある。 これら求道者たちは、時代の新しい息吹をいち早く察知しつつ、そこに普遍的なるものを求めてきた。京の魅力は、美をめぐる千数百年にわたる彼らの想いが集積し、いまを生きるひとびとの心に生きているところにある。

京都市芸術文化協会理事長
同志社大学特別客員教授
前文化庁長官

近藤 誠一

 


公開シンポジウム「古典の美が創る京都の魅力」

■日時
2015年10月10日(土) 13:30-17:00
■会場
同志社大学室町キャンパス寒梅館ハーディーホール
http://www.doshisha.ac.jp/information/facility/kambai.html
■定員
一般、学生 800名(入場無料・事前申込不要)

 

■プログラム
【第1部】

13:30

開会の挨拶 同志社大学 学長 村田 晃嗣

13:40~14:30

邦楽演奏「みだれ・京みだれ」「嵯峨の秋」 平沼 泰子・仲山 暢香
「葵上」解説   河村 晴久
日本舞踊「葵上」 藤蔭 静樹

14:30~15:00

休 憩

【第2部】

15:00~15:10

伝統芸能の現状解説と問題提起 高島 知佐子

15:15~16:45

パネルディスカッション
<コーディネーター>佐伯 順子
<パネリスト> 池坊 由紀 ・ 金澤 宗維 ・ 河村 晴久・濱崎 加奈子

17:00

閉会の挨拶 同志社大学創造経済研究センター長 河島 伸子


 

 

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■主 催

同志社大学 創造経済研究センター

■共 催

同志社大学 京都と茶文化研究センター
同志社大学 ライフリスク研究センター

■後 援

京都府/京都市

 


■問合せ先

同志社大学 創造経済研究センター事務局

〒602-8580 京都市上京区今出川通烏丸東入
Tel:075-251-3728
Fax:075-251-3727
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